お子さんに空手を習わせて、強く育てたいという親御さんは多い一方で「いきなり2人ずつ組まされて、お互いに突いたり蹴ったりし合わなければならないのでは」と、不安に感じられる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、そんな親御さんのために、子供向け空手における、クラスの種類とその柔軟性について、解説します。
他の種目では年齢と実力で種類が分かれる
空手と同様に子供向けクラスのある種目は、水泳や体操、ダンスなどが挙げられます。
現在では主に、設備の整った大手スポーツクラブの中のコースや、専門の教室において行われています。
こうしたコースでは、幼児・キッズ・ジュニアといった大まかな年齢ごとの種類と並行して、初級・中級・上級あるいは一般クラス・選手クラスなどといった、実力ごとの種類にクラス分けがなされております。
クラスの分け方や種類は、教室ごとに違いはありますが、子供の能力や特性に合わせた、柔軟性の高いものとなっています。
それでは、空手において子供向けのクラスは、どのように種類分けをしているのでしょうか?
その柔軟性についても併せて、解説します。
空手での子供向けクラスの種類とその柔軟性について
空手でも、他の種目同様、子供向けのクラスでは、大まかな年齢ごと(例えば幼年部、少年部)に種類が分かれています。
しかし、他の種目に劣らず、選手人口の多い空手ですが、選手クラスのような実力別のクラス分けは、成人クラスにおいて行われる傾向にあります。
それでは、子供一人ひとりの能力や適性などに合わせた柔軟な対応は、どのようにして担保されるのでしょうか?
空手はご存知のとおり、段級位制を取っており、各人の持つ段や級によって「ここまでなら指導してもよい」という範囲が決められています。
また、特定の子供に対して「これをやらせたら危険だ」などということも、指導員が判断してくれます。
空手は基本的に、全員同じ内容の稽古を行います。
しかし、その子供の持つ段や級、そして性格や特性などを見ながら、例えば、ついていけない内容であるならば、後ろで見学してもらうなどの対応で、柔軟性を担保しています。
まとめ
空手でも、幼児や小学生といった、大まかな年齢区分でクラスの種類を分けております。
けれども、子供たち一人ひとりの適性や特性については、段級位制あるいは指導員の配慮により、柔軟性が保証されています。
また、流派によるコンセプトのバリエーションも豊富ですので、その中から、お子さんに合った空手を、じっくりとお探しになってみてはいかがでしょうか?
