徒手空拳の空手でも、型や組手、そして普段の練習において、様々な用途に合った道具が使われております。
その数を挙げれば、驚くほどの数の道具が、空手で使われています。
全てを書き出すとキリがありませんので、ここでは、空手のパフォーマンスを上げるために役立つ練習道具に絞って、解説していきます。
練習道具の王道!ミットにはいろんな種類がある!
空手において、突きや蹴りの練習をする際には、実際にものに当てることが必要です。
その代表的なものとしてサンドバッグやミットがあります。
しかし、ご承知のとおりサンドバッグは、外への持ち運びや自宅に持ち込むことは、容易ではありません。
もしも、練習パートナーがいるのなら、ミットさえ使えば、いつでもどこでも突きや蹴りの練習ができます。
以下に、主なミットの種類について解説します。
◯パンチングミット
手を覆うくらいの大きさで、両手にはめて突きの練習に用いる。
◯キックミット
最も一般的に使われ、汎用性の高いミット。
前腕を覆うくらいの大きさで、両前腕にはめて突きや蹴りの練習に用いる。
◯ビッグミット
その名の通りの大型のミット。
コンビネーションの練習をはじめ、様々な打撃の練習に用いることができる。
◯キックパッドもしくはキックターゲット
パンチングミット大のミットに、柄のついたような形をしたミット。
片手で持って主に回し蹴りの練習に使う。
ここで紹介されている他にも、通販サイトやネットオークション、フリマアプリにて、様々な種類のミットが販売・出品されています。
用途に合わせて、必要な種類のミットを探してみましょう。
安全のための練習道具も揃えよう
次に挙げる練習道具は「防具」と呼ばれ、フルコン系の流派では、安全のため、入門時に購入が必須となっています。
しかし、保守的な流派や道場では、防具の装着を認めないところも多くあります。
そのような流派に所属している方でも、道場外で自主練習を行う場合に備えて、怪我を防ぐためにも、これらの防具を用意しておくとよいでしょう。
◯レガース
すねをガードする防具、足の甲のガードもついているものが望ましい。
◯ニーパッド
別名「膝当て」、蹴りを受けられた際に相手の肘などが膝頭に当たる場合があるので、膝頭を守るのに役立つ。
◯ファウルカップ
もしも、相手の蹴りが金的に入った場合でも、金的をガードできる。
◯拳サポーターやグローブ
組手やスパーリングの際、拳を痛めないようにするのに役立つ。
◯ボディプロテクター
胸・腹・脇腹をガードし、みぞおちや肋骨へのダメージも軽減できる。
顔面ありでの練習を行う場合には、ヘッドガードやスーパーセーフなど、頭部や顔面を守る防具も用意しましょう。
まとめ
ここでは、突き蹴りの練習道具として、様々なミット類と、安全のための防具類を中心に解説しました。
必要に応じた練習道具を揃えて、皆さんもぜひ、安全かつ充実した練習メニューで、空手のパフォーマンスを上げてみてはいかがでしょうか?