空手を始めたきっかけとして「健康のため」「美容のため」といった方も多くいらっしゃるかと思います。
また、そのような理由で空手を始めたいとお考えの方も多いでしょう。
ここでは、そのような方のために、空手で有酸素運動の効果は出せるかどうかについて、解説していきます。
目次
そもそも有酸素運動って何?
有酸素運動と無酸素運動の違い
有酸素運動とは、比較的軽めの負荷で、長い時間継続して行う運動で、体内の糖質や脂質が酸素とともに消費されるために、ダイエットの効果があると言われています。
例を挙げると、ジョギングや水泳などがこれに当てはまります。
それに対して無酸素運動とは、酸素を使わずに体に大きな負荷をかける運動で、体内のグリコーゲンなどを酸素を使わずに消費し、筋力アップの効果があります。
例を挙げると、短距離走やウェイトトレーニングなどがこれに当てはまります。
同じ運動でも有酸素運動と無酸素運動の両方ができる
同じ運動でも、負荷のかけ方や運動する時間に応じて、有酸素運動も無酸素運動も可能となります。
例えば走る場合、無理のない速度で長い時間ジョギングすれば有酸素運動、短距離を猛ダッシュで駆け抜ければ無酸素運動となります。
スクワットでも、自重で浅めに長時間行えば有酸素運動、限界の重さのウェイトで深く行い、オールアウトするまで繰り返せば、無酸素運動となります。
それでは次に、空手において有酸素運動の効果は出せるのかについて、解説していきます。
空手で有酸素運動の効果は出せるの?
有酸素運動的な空手の稽古メニューはあるの?
空手の稽古メニューでは、組手やミット打ち、サンドバッグのような、強く当てていったり激しく動いたりするようなメニューを除けば、有酸素運動的なものと考えてよろしいでしょう。
特に基本や移動そして型は、特にそれに当てはまります。
ただし、有酸素運動の効果を出すためには、次のことに気をつけなければなりません。
空手で有酸素運動の効果を出すためには?
空手の稽古で、有酸素運動の効果を出すためには、以下のことに注意しましょう。
(1)20分以上は行う
体脂肪の消費が開始される時間は、運動開始から20分と言われています。
基本や移動、そして型の稽古には最低20分、できるならば長い時間をかけましょう。
(2)なるべく多い日数、稽古に参加しよう
有酸素運動の効果が出るためには、できるだけ多い日数で継続しなければなりません。
週1回の稽古の参加だけでは、いくら長時間稽古を行っても、効果は出ません。
できるだけ1週間のうち多い日数、稽古に参加しましょう。
(3)食生活に気をつける
いくら稽古に参加する頻度を増やしても、甘いお菓子や高カロリーなものばかり摂ってしまうと、効果は台無しです。
糖質や脂質は控えめに、高カロリーなものを摂りすぎないよう心がけましょう。
まとめ
空手で、有酸素運動の効果が出せるかどうかについては「出せる」といってよいでしょう。
基本や移動そして型の稽古が、その該当するメニューとなります。
ただし、以下の点には注意しましょう。
(1)20分以上は行う
(2)なるべく多い日数、稽古に参加する
(3)食生活に気をつける
以上の点に注意すれば、空手でも、有酸素運動の効果は期待できるでしょう。