空手をはじめ、武道・武術で型を披露することを「えんぶ」と言いますが、皆さんは「演舞」と「演武」のどちらかの漢字を書きますか?
ここでは「演舞」と「演武」のどちらが正しいかについて解説します。
人に見せる文章は、しっかりチェックしよう!
日本語は、非常に同音異義語が多い言語です。
かつて、活字による印刷や手書きが主流だった時代は、十分な校正がなされた上で、公開あるいは提出されていたので、今ほど誤字・脱字は多くありませんでした。
ところが時代は変わり、DTP(デスクトップ・パブリッシング)とインターネットが主流となり、今やスマホやタブレットで、誰もが手軽にネット上で情報を発信できる時代になりました。
すると、誰よりも早く情報を発信することに気を取られがちで校正が疎かになり、活字印刷や手書きの時代に比べて、情報量に比例して誤字・脱字の他、誤変換も大幅に増えました。
どんなに素晴らしい文章でも、誤字・脱字・誤変換があると、それだけでも文章の質が疑われます。
ちゃんと「演舞」と「演武」を書き分けよう!
空手をはじめ、その他の武道・武術関連のブログや質問サイトなどでも「えんぶ」のことを「演舞」と記述しているものが散見されます。
「演舞」はあくまでも「舞を演じる」ことであり、舞踊やダンスなどの際に用いられます。
一部の流派やジャンルの武道や武術の中には、あたかも舞を踊っているかのような型もありますが、空手はもちろん、あらゆる武道や武術の場合は、あくまでも「演武」が正しい表記となります。
漢字一文字違うだけで、せっかく日頃の稽古の成果を披露することでさえも、単に踊りを披露するだけに過ぎなくなってしまうのです。
空手をはじめとする、武道・武術を嗜んでいる皆さんでしたら、型や組手を問わず、僅かなミスが命取りとなることは、ご承知の通りだと思います。
それと同じく、文章表現においても、僅かな違いを見逃すだけで、意味が変わるばかりか、せっかくの文章も台無しとなってしまいます。
もしも皆さんも、どんなに内容の素晴らしい文章でも、誤字・脱字・誤変換の多い文章を読まされたら、途中で読む気が失せるのではないでしょうか。
まとめ
特に団体の運営に携わっている方々は、ブログなどによる情報を発信する際、このような記述に誤りがないか、十分チェックしてから、公開するようにしましょう。
日頃の活動を、より多くの人々に周知するためには、最後までしっかりと読んでいただけるような、文章の作成を心がけなければなりません。
そのためにも、日頃の稽古で培った細やかな気配りを、文章作成においても実践するようにしましょう。