「お子さんに空手を習わせて、礼儀節度を身につけさせたい」という親御さんは多いかと思います。
それではなぜ「空手を習うと礼儀正しくなる」と言われるのでしょうか?
ここでは、その「5つの根拠」について、説明します。
空手の稽古自体に由来する「3つの根拠」
空手を習うと礼儀正しくなる「5つの根拠」のうち、空手の稽古自体に由来する「3つの根拠」について、ここでは説明します。
しっかりと礼法が学べる
空手道場では、道場に入るときから稽古を終えて退出するまで、こと細かに礼法が決められています。
道場に入門したら、先生や指導員、先輩方から、相手と組んで稽古する際や整列の際、さらには部屋の出入りに至るまで、決められた礼法について、きっちりと指導されます。
挨拶や受け答えの仕方が学べる
空手道場では、挨拶の仕方や、目上の人に対する受け答えの仕方、接し方も教わります。
しっかりできなければ、できるようになるまで厳しく指導されます。
それらは社会に出てからも、仕事で人と関わっていく上で、大変重要なものです。
忍耐強さを学ぶ
空手の稽古は、決して楽なものではありません。
また、やりたくないことがたくさんあるかもしれません。
しかし、道場で稽古に参加した以上は、楽でないことも、やりたくないことも、みんなと同じようにやらなければなりません。
それを乗り越えることによって、忍耐強さを学び、礼儀正しくなるために必要な「自制心」を身につけることができます。
上達の過程に由来する「2つの根拠」
空手道場に入門してから級が上がり、空手のスキルも上達していく過程において、礼儀正しくなる「2つの根拠」について、ここでは説明します。
努力の大切さが学べる
空手が強くなって、その強さにただ慢心しているだけでは、いつか足元を掬われてしまいます。
仮にあなたが、空手で無敵と化したとします。
その無敵なあなたの前に、もしかしたら、さらに手強い相手が現れて、完膚なきまで叩きのめされることもあるかもしれません。
そのようなときでも、慢心せず常に努力を惜しまなければ、あなたは、そのような相手に対しても、リベンジを果たすことができるでしょう。
思いやりの心を養う
空手の稽古で組手は、相手がいてこそ、はじめてできるものです。
お互い真剣勝負をしながらも、相手に対する感謝の気持ちと謙虚さを忘れずに組手に臨むよう、道場では教えられます。
勝負に勝っても驕らず、負けても腐らず、礼に始まり礼に終わることで、相手に対する敬意と思いやりの心を養います。
空手の試合後のガッツポーズがご法度なのは、負けた相手の気持ちになれば、ガッツポーズをするのは相手に対して失礼だからです。
まとめ
空手を習うと礼儀正しくなる、その「5つの根拠」は以下の通りです。
・しっかりと礼法が学べる
・挨拶や受け答えの仕方が学べる
・忍耐強さを学ぶ
・努力の大切さが学べる
・思いやりの心を養う
稽古を通して、礼儀作法ばかりだけでなく、その裏付けとなる謙虚さや辛抱強さ、そして自制心も学ぶことができます。
親御さんの中で、もしも、お子さんに礼儀節度を身につけさせたいとお考えでしたら、ぜひ最寄りの空手道場に入門させてみてはいかがでしょうか?