女性の方が、空手を始めるきっかけといえば、1つめは健康のため、もう1つは護身のためという方が多いでしょう。
ここでは、女性の方が護身のために、空手で強さを身につけるにあたっての、4つのポイントについて、解説します。
目次
稽古で大きな声を出す訓練を行い、体力を養おう
女性の方が、空手で強さを身につけるための4つのポイントのうち、最も基本的な2点は、次の通りです。
(1)大きな声を出すようにする
日頃から大きな声を出す訓練を積まないと、いざというときに意外と声は出せないものです。
ですから、稽古中の気合いはもちろん、指導を受ける際の受け答えも、元気良く大きな声を出すようにしましょう。
そうすれば、いざというときも周囲に危険を知らせたり、大声で相手を圧倒させたりすることができるようになります。
(2)稽古に耐えられる体力はつけておこう
次に不審な人間に遭遇した際、必死にもがいて相手から離脱し、安全な場所へ逃げきることができるほどの体力は必要です。
最低限、毎回の稽古でバテずにやり遂げるだけの体力はつけるようにしましょう。
技の一本一本を真剣に、できれば組手も頑張ろう
続いて、女性だけに限らないことですが、空手で強さを身につけるために、次に心がけてほしい2つのポイントについて説明します。
(3)技の一本一本を流さず真剣に行おう
稽古中は、突きや蹴り、受けといったあらゆる技を出すときには、一本一本を真剣に行いましょう。
具体的には、以下の通りです。
・相手に効かせる、あるいはしっかりと技を受け止める気持ちで技を出すこと
・闇雲に技を出すのではなく、相手を想定して、相手のどの部分を狙うか意識しながら技を出す
(4)自由組手やスパーリングにも積極的に参加しよう
突き方、蹴り方、そして受け方を覚えても、実際に不確実な状況に出くわした際には、思うように技を出すことができず、また反撃を狙おうとしても不発に終わることが多くあります。
不測の事態に備えるためには「場慣れ」しておくことも必要です。
それに近い状況に慣れさせるための稽古内容として、自由組手やスパーリングの類が挙げられます。
お互いに技を繰り出して攻め合い、はじめは思うように技が出せず、辛いこともありますが、経験を積み重ねることによって、女性でもその強さを身につけることができます。
まとめ
ここでは、女性の方が護身のために、空手で強さを身につけるにあたっての4つのポイントは、以下の通りです。
(1)大きな声を出すようにする
(2)稽古に耐えられる体力はつけておこう
(3)技の一本一本を流さず真剣に行おう
(4)自由組手やスパーリングにも積極的に参加しよう
男性・女性にかかわらずですが、万が一の事態に遭った際は、自らの強さを過信せずに、離脱できるならば離脱しましょう。
実際に戦うのは、どうしても逃げられない場合、最後の手段として考えるようにしましょう。