空手の主な伝統とフルコンの各流派、その違いと特徴とは?

空手は流派によって、様々な違いや特徴があり、皆さんは、それらを把握しづらいのではないかと思います。

ここでは、ざっとではありますが、伝統空手とフルコン空手に分けまして、主な流派の違いや特徴について解説します。

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伝統空手にも個性あり!全空連加盟各流派の違いや特徴

まずは四大流派の違いや特徴を紹介!

(1)剛柔流

突きや蹴りよりも受けや払いを重視した動き方で、突きや蹴りも、近距離から繰り出されるのが特徴です。

(2)松濤館流

遠い間合いから一気に飛び込んでの攻撃に特徴があり、突きや蹴り、受けの動作の一つひとつがダイナミックであるところも特徴です。

(3)糸東流

首里手と那覇手の両方をベースとしているため、4大流派の中でも、特に型の種類が多いことが特徴です。

(4)和道流

四大流派の中でも、本土出身の柔術家によって創始された異色の流派で、投げ技や足技、受け身があり、柔道や柔術のそれと近い技があるのが特徴です。

唯一加盟の防具付き空手「練武会」

古くから、防具を用いて直接打撃を行う、全空連の協力団体としては唯一の存在です。

全空連の試合の際は、全空連ルールに則って参加しますが、練武会主催の試合では、独自開発された防具を装着しての強打ルールで試合を行います。

フルコン系もさらに進化!?主要な流派の違いや特徴

誰もが知ってる「極真カラテ」

故大山倍達館長の強烈なカリスマ性や「空手バカ一代」などで皆さんもご存知の、フルコンタクト空手の代名詞的存在ですね。

大山館長亡き後、各派に分裂してしまったことも周知の通りです。

ここではその全ては書ききれませんので、特に代表する2大団体について、その違いや特徴をご紹介します。

国際空手道連盟極真会館

松井章圭館長主宰。

極真各派の中でも、最大の規模を誇ります。

K-1に選手を送ったことでも有名です。

大山館長時代から全空連とは対立関係にありましたが、2020年に開催される東京オリンピックに向けて和解したことは、記憶に新しいところです。

全世界空手道連盟新極真会

緑健児代表理事。

極真会館(松井派)と並ぶ規模の団体です。

あくまでもフルコンタクト空手の伝統を貫き、近年では、緑代表が発起人の一員として、全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)を設立するなど、フルコン系各派を結束させる動きも見せています。

フルコン流派は数えきれないほどの団体が!!

極真系以外でも「ケンカ十段」と呼ばれた故芦原英幸館長が創設された「芦原会館」や「K-1」を主宰したことで知られる、石井和義宗師率いる「正道会館」など、数え上げると枚挙にいとまがありません。

さらに投げ技や寝技も認める団体も現れるようになりましたが、その中でも大道塾はそのスタイルを「空道」という新たな総合武道として位置付けるようになりましたので、空手に含めないよう注意が必要です。

また大道塾から独立した禅道会も、名称の中では「空手道」を名乗ってはいるものの、総合格闘技色が強い団体となっています。

まとめ

空手は、ノンコンタクトからフルコンタクト、そして防具空手など、様々な流派があります。

年齢や性別を問わずに始められる点や、健康のために始めたい方から、本格的に強くなりたい方まで、様々なアプローチが用意されている点が、空手の多様性であり、懐の深さでもあるのです。

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