皆さんは「空手」と「老人ホーム」と聞いて、意外な組み合わせのように思えるかもしれません。
もちろん、老人ホームに入居されているお年寄りの方が、空手の型や組手、試し割りをするわけではありません。
しかし、両者の間には、意外な接点があるのです。
ここでは、その意外な接点について、説明します。
まずは意外とありうる接点から
空手と老人ホームとの間で、意外とありうる接点は、やはり「慰問」です。
空手道場や支部の、一般から少年少女までの練習生が、近隣の老人ホームを訪れて、空手の演武などを披露します。
また空手の動作をもとにしたエクササイズを、入居されているお年寄りに体験してもらったり、段ボールの底のような柔らかい標的を正拳で突かせたりします。
演武を通して、お年寄りたちを励ましたり、体験を通して、リハビリや健康づくりに役立てたりするのはもちろん、ストレス発散や、単調になりがちな老人ホームでの生活に変化をつける、娯楽としての役割をも果たします。
また、老人ホーム内の集会室やホールなどの共有スペースを活用して、近隣住民を対象に空手教室を開くなど、地域活動の一環としても、空手と老人ホームの間には意外と接点があるのです。
空手と老人ホームとの意外すぎる接点とは?
それぞれ地域に根ざした活動を行っているゆえに、意外と接点の多い空手と老人ホームとの関係ですが、意外すぎる接点も実はあるのです。
老人ホームを運営している社会福祉法人が、実業団のクラブ活動として空手部を設置している例です。
その空手部には、少年少女から成人までの部員が所属し、数々の大会に選手を送り込んでいます。
部員たちは、大会に出場するばかりではありません。
やはり社会福祉法人の空手部だけに、部員たちは、本業である老人ホームを訪れては、先項で取り上げたような慰問や、レクリエーションを通したお年寄りたちとの交流も行っています。
選手たちにとっては、入居されているお年寄りたちは家族同然ですから、そのお年寄りたちの多くの声援のもとで試合に臨むことは、大いに頑張り甲斐のあることでしょう。
また、孫と同然の若い選手たちの数々の活躍が、入居しているお年寄りたちにとっては、大変誇らしく、また大きな励みとなることでしょう。
まとめ
空手と老人ホームとの間には、慰問やレクリエーションを通して、意外と接点がありますが、中には運営法人が空手部を設置しているところもあります。
そのようなところですと、選手たちにとっても、入居しているお年寄りたちにとっても、日常生活に張り合いが出て、大変羨ましい限りです。