お子さんに、何か習い事をさせたいと考える親御さんの中でも、特に空手を習わせたいという方はきっと多いのではないでしょうか。
ここでは、習い事で空手を選ぶことによる、そのメリットについてと、何歳から始めたらよいのかについて、説明していきます。
習い事で空手を選ぶ、そのメリットとは?
お子さんの習い事として、空手を選ぶ最大のメリットはやはり「心を鍛える」ことでしょう。
規則正しく厳しい稽古の中で、自分を律する心を養うことができるようになります。
その具体的な内容としては、以下のものが挙げられます。
・礼儀作法や挨拶、受け答えの際の適切な態度が身につく
・指導者の指示をしっかり聞いて、聞いた通りに動けるようになる
・ルールを守り、ルールを乱すようなことを行わない
・みんなと同じことは、絶対にしなければならないので、嫌でも集中力が身につく
・相手との組手を通して、お互い痛い思いを乗り越えて全力を尽くすので、精神面が強くなるとともに相手の痛みも分かるようになる
特に空手では、指導者の指示通りに、みんな一斉に同じ動作を行うので、一人だけ違うことをすると、非常に目立ちます。
そうすると、その子はすぐさま指導者の目に留まり、直ちに直させられるでしょう。
習い事で空手を始めるには、何歳からがいいの?
習い事で空手を始めるに適した年齢ですが、早くても、幼稚園に入園した後の方がよろしいでしょう。
といいますのは、幼稚園入園前ですと、まだお子さんも物心がつく前のため、自分が何をしているのか分かっていない子が多いことです。
お子さんが幼稚園入園後、集団生活を送るようになって、お子さんの気になる点が把握できるようになってからでも十分です。
もちろん、お子さんが小学校に入ってから、もしくは中学・高校でも大丈夫です。
空手は、何歳から始めても遅いということはありません。
本人あるいは親御さんが、道場の門を叩こうと思い立ったそのときこそ、最も機が熟したときなのです。
まとめ
お子さんの習い事で、空手を選ぶ最大のメリットは「心を鍛える」ことです。
各空手道場のカリキュラムは、他の運動系の習い事に比べてもパターン化されており、至ってシンプルです。
そのため、ある程度物心ついた年頃を過ぎましたら、年齢の関係なく、何歳からでも始められることができます。
一方で辛い姿勢での基本稽古や、道場によっては早い年齢からでも組手を行うところもあり、時には痛い思いもします。
けれども、それらを分かりやすく乗り越えることができる方向性が用意されているのは、空手ならではのものです。