伝統空手でこれをやったら強い!2つの戦略と2つの禁じ手

伝統空手での試合は、基本的にノンコンタクトやライトコンタクトルールのポイント制で行われます。

これらのルールで培われた、狙った部位へと精確に当てる技術をはじめ、遠い間合いからの飛び込みや技の素早さは、伝統空手ゆえの長所でもあります。

ここでは、伝統空手で「これをやったら強い!」と言える、2つの戦略と2つの禁じ手について説明します。

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これをやったら強い!2つの戦略

伝統空手では、特に優れた2つの点があり、これらを戦略に活かせば、実戦においても強いでしょう。

これからその「2つの戦略」について説明します。

命中精度の高い攻撃

ノンコンタクトやライトコンタクトルールの試合では、ポイントを取るためには、ただ当てるフリをすればよいわけではありません。

相手に対して「本当にそこに当てたら、必ずダメージを受ける」ような部位を狙わなければなりません。

伝統空手でも、突き蹴りを本気で当てにいく練習を積めば、その命中精度を活かして、例えば、刃物を持った相手に対しても対処ができるでしょう。

ヒットアンドアウェイで攻める

フルコン系では、お互い武器を持っていないという前提のもとで闘い合うため、あれだけの接近戦も可能となります。

しかし、街中でのトラブルの際、どんな素性か分からない相手と対峙しなくてはならない場合があります。

下手に接近戦で臨むと、相手は隠し持っていた刃物で、こちらの胸や腹などを刺すことも容易です。

素性の分からない相手と向き合うには、相手の様子も窺う必要があります。

一定の間合いを保ち、相手の隙を見て懐に飛び込んで、素早い連打を放ち、相手に掴まれそうになったり反撃を喰らいそうになったりしたら、素早く離れるような戦略が、伝統空手では活かすことができます。

これをやったら強い!2つの禁じ手

強打の練習を自主的に行おう

ミット打ちなどの当てる練習でも強打で行うことをしたことのない人は、自主的に強打でミットやサンドバッグを叩く練習をしましょう。

また突きや蹴りの強打を出すばかりではなく、打たれる練習にも慣れましょう。

普段から組手でもノンコンタクトやライトコンタクトで稽古されている方も、時々、お互いに打撃を止めずに打ち抜く組手もやってみましょう。

その流派で伝承されている禁じ手を使う

これは、あくまでも身の危険が迫った場合にのみ使用するべきですが、所属している流派の技で、目潰しや金的を狙うなどの禁じ手の技があれば、その技を知っておくとよいでしょう。

上級者となれば伝授されるのであれば、常日頃の稽古を頑張り、伝授されるレベルを目指しましょう。

また、型の中にも禁じ手の動作が含まれている場合があります。

型は繰り返し稽古すればするほど、その動作の一つひとつを解釈できるようになります。

こちらも常日頃から、動作の一つひとつを流すことなく、手を抜かずに一生懸命稽古しましょう。

まとめ

同じ空手でも「伝統系とフルコン系のどちらが強いか」などという話題が、ネット上などで頻繁に語られます。

しかし、伝統系でも道場内でダメージ制の組手を行っている道場に通ったり、自主的に実戦に対応した練習を行ったりしている人たちは、間違いなく強いはずです。

流派や系統で強さを決めるのではなく「これだけのことをやっている人が強い」という視点で、強さを推し量るべきではないでしょうか。

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