空手の自主トレでランニングは効果があるの?その真実を探る

空手の自主トレーニングにおいて、持久力をつけるために取り入れるメニューと言えば、皆さんは真っ先に「ランニング」を連想することでしょう。

けれども、ランニングを取り入れても、空手の稽古の中で「効果を感じられないときがある」と思われた方は、きっと多いかもしれません。

ここでは、空手の自主トレーニングにおいて、ランニングが本当に効果があるのか、その真実について説明していきます。

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ランニングは本当に効果があるの?

ランニングは、スタミナや持久力の向上に効果があることは、皆さんもご承知のとおりです。

筋力トレーニングと同じように、初めは無理のない距離と速度で目標設定をして、慣れるに従い、距離や速度を伸ばしていくことによって、その効果も上がることは間違いありません。

但し、それは単純なスタミナや、持久力に限っての話であります。

例えば、今まで体を動かしていなかった人が空手を始めて、空手の稽古についていけるようになるために、自主的にランニングを取り入れる分には、十分効果が発揮されます。

ところが、あるメニューにおいて、その効果に限界が現れてきます。

次に、その「あるメニュー」とその理由について解説します。

ランニングをやり込んでも効果の出ないメニュー、「何?」と「なぜ?」

普段の空手の稽古において、ランニングで養われたスタミナや持久力が、活かしにくいメニューがあります。

それは、一体どのようなメニューで、またそれは、一体なぜでしょうか?

心当たりのある皆さんは、特に組手で、そのようなご経験をされたのではないでしょうか?

「ただ走る」だけのランニングとは違い、組手では、突き蹴りの動作はもちろん、それに付随して伝統系では相手の懐を目がけて飛び込んだり、フルコン系ではお互い接近戦で打って打たれたりします。

さらに、ランニングでは同じ動作を一定のリズムで維持し続けることができるのに対し、組手では、動作やリズムが不規則で、戦況に応じて常に変化し続けます。

それゆえ、ランニングに比べて呼吸が乱れがちとなり、いくらランニングでスタミナや持久力を鍛えても、組手になると息切れしてしまうことがあるのです。

また、お互い戦い合うという、単独でのランニングにはない精神的なプレッシャーも、呼吸を乱れさせる一因でもあります。

組手でのスタミナや持久力をつけるためには、ランニングだけでは不十分で、やはり組手慣れしてスタミナや持久力をつけることが、最も有効と言えるでしょう。

まとめ

ランニングは、空手の稽古についていくための、基礎的なスタミナや持久力をつけるためには、確かに効果があります。

しかし、組手においては、ランニング以上に手足を動かす上、呼吸や動作も不規則になります。

さらに、精神的なプレッシャーも加わるため、ランニングで鍛えたスタミナや持久力だけでは、不十分な場合もあります。

組手におけるスタミナや持久力を養うためには、組手慣れすることが、最も近道だと言えるでしょう。

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