空手と合気道のいいとこ取りの護身術について

空手や合気道の、いずれか1つだけ習っている皆さんの中で、運悪く他人とのトラブルに巻き込まれたときに、相手から稽古とは違うパターンで攻められて、戸惑った経験はありませんか?

ここでは、空手と合気道の良いところをいいとこ取りして、護身術として活かすことができないかということについて、考えてみたいと思います。

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目次

空手と合気道、それぞれの護身術としてのメリットとデメリット

空手のメリットとデメリット

空手は、直接打撃制の流派や団体でしたら、正拳での突きや前蹴り・回し蹴りなどの破壊力ある打撃技で相手を仕留めることができ、練度を上げれば「一撃必殺」でダウンさせることができます。

しかし、稽古の中で、突きや蹴りを強く打ち込む練習や、拳を鍛える練習を全く行っていない場合、相手に効く一撃を与えられないばかりか、自らの手足にダメージを負う恐れもあります。

また、相手が掴まれたときや、組み付かれたときには、その打撃でさえも封じられて反撃ができず、護身術として活かせなくなる恐れがあります。

さらに、空手に限らず打撃系格闘技全般に言えることですが、急所への強烈な一撃によって相手に致命的ダメージを与え、過剰防衛になる恐れもあります。

合気道のメリットとデメリット

合気道は、立った状態で相手の手首・肘・肩を主体に、関節を詰めることによって、相手を動けなくさせる「立ち関節」技を中心に、入り身投げなどの投げ技や、打撃技に相当する当て身技も含まれる武道です。

2人1組になって、空手でいうところの「約束組手」に相当する「型」形式で稽古を行い、一方が「掛け」もう一方が「受け」となって、稽古を進めます。

立ち関節技によって、相手を傷つけることなく極めていく手順や、掴まれた状態からの離脱、さらに武器を持った相手を想定しての対処法などを、型を通して学ぶことができ、空手の護身術としてのデメリットを補うことができます。

しかし、一部の流派や団体・道場を除き、ほとんどの合気道の流派では、パターンの決まった型稽古のみで、それ以上の稽古を行っていないところが多くを占めております。

そのため、不確実な状況に直面した際、応用が利かない、あるいは臨機応変に対応できないというデメリットも孕んでいます。

空手と合気道の良いところをいいとこ取りするには

空手でも合気道などの捌きや立ち関節・投げ技を取り入れた団体や、合気道でも組手などの競技形式を取り入れ、さらには突きや蹴りなどの打撃技を取り入れた団体も、一部では存在しています。

しかし、全国を網羅する規模の団体が少ないため、活動地域外の方にとっては、現状、有志を募って自主的に研究するより他はありません。

練習場所の確保

有志を募ったら、公園や体育館もしくは貸しスタジオを利用して、研究や練習を行うのが一般的な手段となります。

しかし、住宅街にある公園の場合、周囲の人に音で迷惑をかけたり、周辺から不審に思われることもありえます。

また、貸しスタジオは、確実に場所を押さえることができれば、気兼ねなく利用することができますが、時間1500円を超えるところが多く、費用面を考えると、頻繁に利用することができません。

一番手軽に利用できるのが公共の施設です。

公民館の会議室でしたら時間数百円にて、体育館や武道館でも個人利用の時間帯があれば、同様に格安なお値段で利用することができます。

ただ、自治体によっては、例えば騒音の関係上、公民館の会議室をスポーツや音楽・ダンスに使用できないというような規制がありますので、お近くの公共施設にてご確認あるいはお問い合わせをなさってみて下さい。

練習方法について考える

空手のデメリットである掴まれたときの対処法は、合気道での伝統型にある、片手取りや両手取り、逆手取り、そして胸取りなどから離脱して、合気道技に移行する手順が参考になるでしょう。

武器での対処法も、もしも、普段の稽古でも模擬短刀や木刀、そして杖(じょう)をご使用でしたら、それらを活用できるでしょう。

受け手に武器を持ってもらい、様々な状況から、合気道での入り身などの捌きを利用して、反撃の仕方を研究することができるかと思います。

捌きながら、カウンターを狙って打撃で反撃を行うか、もしくは一教や小手返しなどの合気道技で制圧するかのどちらかは、ぜひ、皆さんで研究をなさった上で考えてみて下さい。

まとめ

空手も合気道も、護身術として活かすためには、それぞれにメリットとデメリットを孕んでいます。

しかし、互いの良さが融合すれば、護身術として十分活かすことのできるものとなるでしょう。

現状、ほとんどの地域においては、上述の点を考慮しながら、自主的に研究を行い、その可能性を模索せざるをえない状況にあります。

そのため、空手や合気道を問わず、新たな取り組みを行っている団体が今後、全国中に活動範囲を広げ、その蓄積されたノウハウを広く提供できるよう、願うところであります。

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