空手の型にとって体幹が重要な、3つの理由とは?

空手の型において、その緩急ある流れの美しさは、誰もが魅了することでしょう。

その美しさを支えているものとして「体幹」が重要なものとなってきます。

ここでは、空手の型にとって、なぜ体幹が重要なのか、その3つの理由について解説します。

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空手に関わる体幹の役割とは?

体幹は、広義には胴体、狭義にはお腹や腰回りのインナーマッスルを指します。

鍛えづらい筋肉ですが、これらを鍛えることによって、姿勢の維持や体軸の安定の他、手や足の先にまで力を伝える源としての役割も果たしています。

空手にとって体幹は、例えば以下のような役割を担っています。

・三戦立ちや騎馬立ちによる静止状態での姿勢の維持
・前屈立ちや後屈立ちによる移動での体のふらつきの防止
・突きや蹴りでの手足の協調性・スピード・威力を生み出す源

そのため、流派や種目を問わず、空手のパフォーマンスを上げるためには、体幹が非常に欠かせないものとなっています。

それでは次に、型にとって体幹が重要である3つの理由について説明します。

型にとって体幹が重要な3つの理由とは?

(1)型を通して一定の腰の高さをキープするため

型の一連の動作で、挙動ごとに頭の高さが変化したり、腰がふわふわしているだけで、その演武は非常に頼りないものとなってしまいます。

体幹がしっかりしていると、同じ姿勢がキープできるため、頭が浮つかない、安定した腰の高さで型をやり遂げることができます。

(2)あらゆる動作において上体をブレさせないため

移動したり、振りの大きな挙動を行う際、とかく上体がブレやすくなります。

動くたびに上体がぐらつくような演武では、見ている側の方が、不安に感じてしまうでしょう。

加えて型の美しさは、挙動ごとに緩急をつけ、スピーディーに動いて、ピタっと止まることが重要です。

そのようなときでも、上体をブレさせないようにするのが、体幹の役割です。

(3)技のキレを生み出すため

正しい姿勢と緩急のある挙動で、演武を行っていても、肝心の突きや蹴り、受け技が鈍重では、せっかくの型も台無しです。

型を美しく魅せるためは、キレのある技は必要条件です。

体幹は、両手両足の動作において、キレだけでなく力強さやスピードといった表現力をも、もたらしてくれます。

まとめ

空手の型にとって体幹が重要な理由として、以下の3つが挙げられます。

(1)型を通して一定の腰の高さをキープするため
(2)あらゆる動作において上体をブレさせないため
(3)技のキレを生み出すため

体幹は、型の持つ、豊かな表現力を引き出すためには不可欠なものであり、鍛えることによって、その美しさにより一層、磨きがかかることでしょう。

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