少年・少女の習い事として、空手は最もメジャーな武道として挙げられますよね。
街中の空手道場を覗いてみると、一生懸命稽古に励んでいる女の子の姿も、大変多く見かけることかと思います。
ここでは、女の子が空手を習う際の、3つのメリットと2つのデメリットについて述べてみたいと思います。
空手を習っている女の子の、3つのメリット
(1)礼儀が身につく
空手道場では、まずは礼儀作法を重視します。
そのため、元気良くしっかりとした挨拶や受け答えが身につきます。
公民館などの公共施設で、これから利用する部屋の前の時間が終わり、白い道着を身にまとった男の子や女の子が部屋から出てきて、元気よく「こんにちは!」と挨拶してこられた経験がおありの方も、きっと多いのではないでしょうか。
このように挨拶されると、こちらとしても、大変気持ちの良いものですよね。
(2)集中力がつく
空手の基本稽古は、突きや蹴り、受けなどを、みんなで大きな声で気合いを出しながら、連続で1つの技を繰り返します。
何十分もの間、違う技でそれを延々と行うため、内容としては至ってシンプルなものです。
それゆえ集中力のない子供たちでも、毎回稽古に来る度に、基本稽古を反復させられますので、否応なく集中力を養うことができます。
(3)護身に役立つ
情報過多でかつ、社会的格差がさらに広がる傾向にある現在において、歪んだ性的思考を持った人たちは、ますます増えています。
そのため、女の子が犯罪に巻き込まれるリスクは、さらに高まってきていることでしょう。
さすがに小学生の女の子が、そのような相手を正拳突き1発で倒すのは、当然のことながら無理です。
しかし、日ごろから基本稽古で、大きな声で気合いを出しますので、いざというときにも「助けて!」と大きな声が出せます。
それだけでも、犯罪に巻き込まれるリスクを回避することができます。
人間、普段から大きな声を出していないと、いざというときには大きな声を出すことはできません。
女の子が空手を習う最大のメリットは、この点にあります。
空手を習っている女の子の、2つのデメリット
(1)男の子から怖がられる
組手を行う空手道場では、女の子も、男の子と一緒に組手の稽古を行います。
防具はつけますが、小さな子たちも本気で、お互いに突き蹴りを繰り出し合います。
その中で、どんなに相手が優勢であろうが、決して負けないという気持ちが養われます。
そのような空手道場に通う女の子は、空手を習っていない男の子よりも、勝ち気で押しが強くなる傾向にあります。
下手すると、取っ組み合いのけんかになったら、男の子を泣かせてしまうかもしれませんね…
(2)手がゴツくなる
空手道場によっては、巻き藁を突いたり、試し割りを行うところもあります。
そういうところでは、拳頭や手刀の鍛錬を奨励しています。
このような鍛錬を行うと、手の打点にあたる箇所が固くなっていきます。
「拳ダコ」などはその最たる例ですよね。
また、強い拳を作るためには、しっかりと握った状態をキープしますので、おのずと握力がついてきます。
そうすると、手全体に筋肉がついてきますので、だんだんとゴツい手になっていきます。
年頃になると、女の子はみんな、おしゃれをしたくなるものですよね。
年頃の女の子にとって、ゴツい手にネイルアートをするは、なかなか辛いものがあることでしょう…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
空手を習っている女の子の、3つのメリットとしては…
(1)礼儀が身につく
(2)集中力がつく
(3)護身に役立つ
そして、2つのデメリットとしては…
(1)男の子から怖がられる
(2)手がゴツくなる
以上につきまして、ご紹介させていただきました。
これからお子さんに空手を習わせたい親御さんや、自分自身で空手を始めてみたいと思う女の子たちは、上記のメリット・デメリットをご参考に、掲げた目標と照らし合わせながら、道場選びをなさってみて下さい。